
一人で独立したいけど、技術売り上げで80万売り上げたら年収はいくらくらいになるんだろう?
独立に向けて、詳細の内訳も知っておきたいな!
今回はこのような疑問にお答えしたいと思います。
この記事の内容
技術80万売り上げた場合の手取り年収が分かる
経営した場合の経費が分かる 技術80万売り上げた場合の税金が分かる |
この記事を執筆している僕「peke」は美容室を経営して3年目になり経営を安定させることに成功しています。
そんな僕が美容室経営のリアルなお金事情について解説してみたいと思います。
技術80万売り上げた場合の手取り年収は?
80万円売り上げた場合の手取り年収はおおよそ約360万円になります、計算は以下の通り。
(売り上げ)80万ー(経費)45万円ー(税金・保険・年金)5万円=30万
30万×12か月=360万円
今回の計算では貯金などもしたうえでの大体のイメージとして計算してます。
なぜかと言うとお店の地域や取り扱うサービスによって経費がかなり変動するからですね。
以下を読んでみてから、ご自身に照らし合わせて計算しなおしてみる事をおすすめします。
美容室を経営した場合の細かい経費について
経費はお店の状況や地域によって大きく変わるので、目安としてみてください。
- 返済13万
- 家賃10万円
- 貯蓄5万円
- 光熱費3万円
- 通信費2万円
- 材料費8万円
- 宣伝・広告費5万円
合計で46万円。
※経費の部分は1人1人大きく異なるので、お店を出すときは入念に計算してください。
ここからは詳細です⇩
1.借り入れの返済
今回は日本政策金融公庫(こっきん)で1000万円を借りて、10年で返済すると、だいたい1か月12万5000円くらいが返済額になります。
以下公式サイトでシミュレーション可能です⇩
2.家賃
家賃については1人経営の場合10坪以下の美容院が多いので、都心部を選ばなければそこまで高額になる事は無いと思います。
都心部を離れると10万円前後かそれ以下になるはずです。
ネットで検索できるので、お店を出したいあたりのテナントをリサーチしてみるのがおすすめです。
3.貯蓄
貯蓄については「1人経営だとしなくてもいいのでは?」と思われがちですが、やはりしておいたほうがいいです。
10年ほどたてば新品の器具もだんだん古びたり故障したりしますよね。
できれば5~10万円は貯金に回しておくのが理想だと思います。
4.光熱費
電気代は2~3万円くらい、水道代は3000円~8000円くらい、ガスor灯油は2000円~1万円くらいです。
光熱費は必ずかかりますが、最近”は電力自由化”の波で安い会社も多くなっています。
ハルエネ電気は毎月の支払額も安く、新規申し込みキャンペーンなどもしている場合がありますのでチェックしておくといいかもしれません。
5.通信費
通信費は「電話・ネット・Wi-Fi」で1万円以下くらい。
「システム・アプリ」を利用すれば無料~2万円くらい(紙台帳の場合は無しでもいけます。)
音楽サービスはアプリ、ネットで数百円からUSENでも4000円以下で利用できます。
6.材料費
材料費は多くても売り上げの10%ほどになる言われています。
僕の場合も大体そんな感じです。
今回は売り上げ80万円を想定しているので材料費は約8万円ほどになると思います。
7.宣伝・広告費
最近の宣伝・広告と言えばインターネットが主流だと思います。
経営状態によってかけるべき媒体と広告費は変わってくると思います。
僕の場合は5万円以下に抑えています。
チラシやフライやーの作成はオンラインで自分でデザインしてポスティング依頼などをする事でコストを抑える事ができます。
僕もラクスルのオンラインデザインはよく利用しています。
収める税金について
売り上げと経費については何となくイメージしやすいけど税金についてはよく分からないという美容師って多いですが、お店をするにあたって分からないでは済みません。
節税の本が出版されるほどお店を出した場合の手取り年収に影響するからですね。
今回の所得税はしっかり節税していないパターンの紹介になるので、自分の場合を細かく知りたいという方は以下の税金計算ツールなどを使って計算してみて下さい。
- 消費税8万円
- 所得税12000円
- 住民税2万円
- 健康保険16000円
消費税や所得税は1年に1度まとめて支払うので売り上げに応じて毎月貯めていかなければなりません。
頭の片隅で覚えておきましょう。
消費税
売り上げ80万円なら税込み88万円の売り上げになっているので8万円は税金という計算ですね。
所得税・住民税
今回は控除などは一切なしのパターンで計算しているので、ご自身の各種控除もあてはめて計算してみて下さい。
⇩他サイトに移動します
健康保険
税金ではない健康保険ですが、年収に応じて変化するので、手取りの計算をするときには合わせて計算しなおしてみて下さい。
⇩他サイトに移動します
税金については大河内薫先生の著書【お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください! (サンクチュアリ出版)】が分かりやすく勉強になると思います。
最後に
何となく、同じ売り上げ80万円でも手取り年収は状況によってかなり変わるという事がイメージできますよね。
単純に家賃が半分になれば、今回の家賃10万の計算だと手取りは5万増えます(所得税もちょっと上がる)
ここまで読んでくださった方はお店をこれから出店する可能性がゼロではないのだと思います。
ご自身のイメージの詳細をとことんイメージして手取りを計算してみて下さい。
今回は以上となります。
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